浅黒い日中に突き刺さる鈍重な乖離/ホロウ・シカエルボク
 



筋道は分解されて散乱して幾つかは紛失した、もうそれ以上今までのことに固執していてはならない、死体を愛すると陰茎から壊死してくるぜ、暴発を繰り返すようになったら終わりさ、ところかまわず撃ちまくるようになったらそいつにはもう明日なんかないんだ、熟れ過ぎた実のように零れ落ちて土に還るだけさ、冷たい肉体に指先を伸ばしたりなんか決してするべきじゃない、そんなことをしたって誰もお前のことを愛すべき狂人だなんて思ったりしちゃくれないさ、ほんの少し狂気を滲ませたいなら正直にすればいいのさ、本質の大半は簡単にモラルを飛び越えるものだ、もちろんモラルを理解していなければそれはただの粗相みたいなもんだけどな
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