常にちょろりと/ドクダミ五十号
 
みの様に

かめに蓄えた大根の様に

傷口から漏れる液体の様に

くわを入れた大地の土の様に

斯様なる命の味わいを知って

人は真理に至る

従順な牛の様に

火を消した者は

全く憂う事が無い

他を害する事も無い

ゆけ

おもむけ

ひをたやせ

なんじらはひとだ

ひとであるから

あんねいのうちに

ひとをあいせ

がいしてはならぬ


これを結論としよう

間違いであろうか
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