武器を捨てた男冥利/朝焼彩茜色
懐に斬新をも捨て 拾う落武者たちと亡骸 口元が泣く
男冥利を暴けず泣く訳には 空に轢かれようと それだけは出来ない
朱華色のように儚い褐色 沁み込は直接魂を貫く 宿命は誰も宥めない
心で克てなかった残骸を 次に生かす程 無常が的ばかり当てる
武器を捨てた男冥利 結果は雄大な大地を轢いた空 雨さえ降らせない亡霊の渇き
殺さずに挑んだ戦い 結果は馴染み湿った草原を流離う風と鎧髪の霊
それでも泣く訳にはいかない 男冥利 傾国には眼も向けない刃の無心統一
同じあやまちを過ぎさせた罪は剛毅も恐懼に堕ちる 這い上がる指先の神経は壊死を呼ぶ
世代が揃いも
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