昔の漫画の1コマに/
番田
鏡ばかりを見ていた
悲しかった 子供の頃の
寂しかった 思い出が
日没の玄関の彼方に
緑の芝の中で
埋まって そして 死んだ朝
あの頃は
女だった 時間を忘れられた
でも 叶わないから
僕は フェリーのチケットで
行くだろう
例えば誰も 知らない国
僕は行く だけど
少年チャンピオンや 例えば
少年サンデーに 僕らの
まだ あの 暖かだった家庭が
描かれていた時代みたいに
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