空白地帯/
ただのみきや
に広がっている
そこには決して言葉にできないものが生息している
そこにこそ本当に言葉にしたいものが生息している
空白地帯の探索は続いて行く
少しずつそれは狭められて行くものか
詩の一編一編がその外縁境界を千鳥足で歩くように
時に外を見て時に内を観て語るものだ
世界は自らを映す鏡であり逆もまた然り
詩は詩人を映す鏡であり読み手を映す鏡でもある
果たして歪んでいるのは鏡か自分か
いつか禁詩する時が来るのかもしれない
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