生命の容器/梅昆布茶
 
ほどにも役にたたないしかえって邪魔だろう

ときどき人のブログなんかを覗いてこの人は何を考えているんだろう
なにが好きなんだろうと思う 

でも熱く語れるものがある人は羨ましいなと思う
なにが好きだってかまわないし それがその人の原動力であり
生命のポテンシャルアップに直結するものだとしたら
それこそおおいに結構だと思うのだ

ただ人間はそう他人に関心をもついきものではないと思っている
無関心がデフォルトというか初期値であって過大なものを期待すべきではないだろう

でも様々な人やものとの関係性のなかで
そこそこ共有できるものがあればそれでじゅうぶんなのかもしれない

そう容器の中味をおたがいに意義あるものに高めつつ
ついでにちょっとした喜びや哀しみにつきあって

せめて人間の化石みたいにだけはなりたくないなとおもっているのだ





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