風のオマージュ その5/みつべえ
☆清岡卓行「子守唄のための太鼓」の場合
ご要望にお応えして清岡さんでいきます(笑)
と決めたものの、待てよ、そういえば、この詩人の作品、まとめて読んだことがないのでは。一冊の詩集で読破したことがない。アンソロジーでしか味わったことがないぞ。では最初に読んだ作品はと記憶をたどれば、はるか昔、高校の修学旅行で京都へ行ったとき(ちなみに私の郷里は北海道斜里町)、泊まった旅館の近所の古本屋で買った文庫本のなか! ン十年後のいまでもその本は私の本棚にある。
安西 均・編「戦後の詩」(現代教養文庫)。昭和37年初版発行だから、買ったときはすでに昔の本だった。うーむ、あれか
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