どこまでも続いていきそうな予感/るるりら
 
かせない
わたしの白い帆は 
もうすぐ、穏やかな風を満身にうけて進み始める
虚しさを埋めようと一生懸命になっている
けれど
瞼をとじて 原初の光をイメージしてみよう

すべてのことがはじまった ほんとうの始まりの日
もし わたしが 最初の命だとしたら 
最初から 多くのことはできない 
けれど いま まさに目覚めのとき

私は 私の手のひらに【if】って描いてあげるの
【if】って【もし】に 似てる
遠い国の原初の【if】と 私の原初の【もし】は よく似ている

遠い国の人が話かけるように 私は わたしの原初の命に
話しかける
すると す
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