夕闇/梓ゆい
噛み付いたときから
血と肉の味に依存した
殺すつもりの言葉
何かを思い出したように
何かを埋めるように
深く深く落ちてみる・・・・。
おなかいっぱい食べて/吐き出すように/こぼれるものがあり続けた・・・・。
(殺シテシマエ・殺シテシマエ・・・・。)
行動ではないのだけれど
頭の中では死んでいる・・・・。
壊して・潰して・砕いて
本心をぶつけるためだけに
相手より痛くなるのだからと
見ないように/知らないようにするのは
いつの間にか散らばって戻れなくなる。。
(閉じたものを、開かぬように。
硬くて冷たいものを握らないように
静かに・静かに)
振り返る・・・・。
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