私の中の劇場/yamadahifumi
 

そうやって溜飲を下げたりしているのだろう・・・

ところで、そういう事に気付いた私は

この「生」という滑稽な舞台から、五流役者としてのポジションを

もう失いたいと考える・・・

すると、全てのざわめきは消え、私は完全な孤独になる

私は知っている・・・光の当たらない所に人は存在できない事を

だから、それから、私は自分の内面に

たった一人、私のための劇場を造る事にしたのだ・・・


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