言葉/
yamadahifumi
私に語る言葉はなく
だから、世界は私には不透明だ
どんな、言葉も何がしかの意味を持つので
私は私の言葉を沈黙させたい
そして、それはピアノのキーのように
誰かが叩けば、その人の音色を奏でる
そんな言葉にしたいのだ・・・
今、私が沈黙する時
神がやってきて私の肩を叩く
お前の沈黙は私の耳には響いている、と
そんな事を言うために
今、戸口で揺れたビニール袋は
語ったのだった・・・
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