夢の夏/
番田
考えることもなく ぼんやりしている
朝から 何もしていない
それとも何だろう
白い 釣り糸を垂れて
あの言葉は何を意味したのだろう
女のことばかりを考えていた
緑色の自転車を走らせて
思うことは 何もない
くる魚を待っているように
白っぽい朝の風景の中
盆地の風俗街へ
帰る道を探している
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