初夜刻の祈り/朝焼彩茜色
清秋の流れ星が 陽だまりの弧を縁取り
初夜の刻
この色をもって橙に染める
現状の円らな出来事を 仕分ける
曼珠沙華のセカンドカラーに清めを求める
些細に複雑な絡みをそのまま 溶かしてあげたい
初夜刻の内省時 白紙に艶かしい水滴ほどの橙を太陽に似せ
祈りを口ずさむ
一愁を糧に轟かす 清秋の流れ星に 叶いに値 合致崇拝の願い
案ずるでない
淡白なセカンドカラーの奥底に滲みで潤む沁みができる
振り返ることのできない一愁を糧に申す者の発狂は静穏
案ずるでない
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