空が おちてくる/
玉兎
とぶ 背中を みていた
なめらかな 飛翔
ぼくが 地球から
ぽつり おちても
世界は たえまなく
あたらしい 歴史を
年表へ かきこむ
肉体が 骨になり
たましいは また たびへ
私は やはり 地球へと 還るのだろう
あぁ、空が おちてくる
戻る
編
削
Point
(6)