告白と言い訳/
ただのみきや
運命があって
必ず読者と出会うのです
当の本人は知らなくても
歳月を経た後であっても
詩という不思議を通して
読者は詩人の心に触れるのです
詩人の方々
一冊の詩集を世に送り出すことは偉業です
歯の浮くお世辞ととらないで頂きたい
詩集は旅をします
わたしの書棚は
そんな旅人の旅路の果て
長期滞在型の一軒の安宿なのです
そういう訳ですから どうか
大目に見てやってください
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