白いレトリック/
バンブーブンバ
黒い風のなかでは
ひとつの点
にすぎないぼく
ぜんぜんむだな天蓋をよぎり
オシロスコープだかもしれない影
を散らしてしまう
真冬の真昼
は裂けていて
夜のお腹がみえていて
たとえばエチュード
の華麗な鼻歌のように音楽的
だななどとおもうひとさえいないのだよと
象のよう
にすすりながら
唇を割る
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