タイムマシンに乗って……/創輝
僕は、逃げるように もう一度タイムマシンに乗り込んだ
絶対に、そんな事はしない!
勉強をして
戦いがどれだけ無意味かを学んで 人に教えて
いつのまにか 僕は総理大臣になっていた
某国の、宣戦布告に
僕は…………
そのとき、タイムマシンに乗ってであったあの男が頭をよぎった
「同じことをするんだろう?」
違う!違う違う違う違う違う
僕は、お前とは違うんだ。 僕は負けたりなんかしないさ…
それからまた数十年後
僕は黙って、記憶の言うとおりに国会議事堂のところへ言って黙って座る。
ああ、あの少年だ。
あの少年に僕は教えてやらなきゃね、自分のすることを…。
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