泥のように透明なぬくもりさえも月は舐めたいという/
マーブル
くもりなのに
結晶のように
とけてしまうの
100%ジュースの
においは
俄雨のにおいがして
テーブルに落ちた
夕陽がくちづけの温度を
どんどんあげてゆく
かなしみがぱらぱら降ってきて
ゆびさきが迷う恋をして
置き去りにした罰
ほどこうとした
ゆるやかな
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