悟情を組む/朝焼彩茜色
未聞の覚えを悟情の親指と人差し指 編んで図る
負ける訳にはいかない されど 落とさずに拾って手渡す
無心が斥力を浴び 彼方を駆け巡る とりわけ宙に趣く
そんな浅はかな脳はいらない 無心だ
神剣にかする親指と人差し指の輪廻の南京錠
外せない訳はない 見えないものは 値しない 信じるに
唯物の的が容易く折りたたむ 翼
形に残す価値の不自由な幼さ きっと理をろ過していない
自身に自信がないなんて 戯けている 確実にそれこそ自惚れ
未聞のデータは生きながら死んでいるだけ 見てみるがいい
唯物の目 容赦なく見せてくれる 無智からの恥のエキス
負ける訳にはいかない
脅迫なんてない 貴様は勝てばいい 貴様の唯心を遍く宙へ浮かせれば
どうぞご自由に されど拾って手渡す貴様への尊敬と崇拝と愛
悟情を組む
親指と人差し指 編んで図る 無心
見させる唯物が引力を辿り 堕ちてくる
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