ただれ者とルビー/
朝焼彩茜色
アの向こうには 虚しさの底なし階段
心を振って イエス ノーを叫ぶ時間はない
頷く優しい声を聴く耳もない 刺したルビーも一心同体から離れ
彫られ磨かれ情熱に光るだけ
涙も流せない以前に出てこない ただれ者
攻めることしか 相成せない 貫く意志を許す 底なしの虚しさの階段
平和の白いハトがアングルに留まり 永遠にシャッターを押させない
聴こえない聴き取れない 飾り物の耳 ただれ者
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