アソコ伝 4.0章/花形新次
 
ダメーレ村に
私こそは
神の子だと吹聴し
人心を惑わせている
男がいた
名をコダイモーソンと言った
タマンキは
この村に住む
弟子との
Lineのやり取りで知り
会って話をしようと思われた

ふざけんなよ、神の子は俺だろうよ
パクリやがって

タマンキはコダイモーソンの誤りを
やさしく正そうと思われた

ダメーレ村に
山手線で向かわれる途中
痴漢冤罪で捕まりそうになられたが
なんとか振り切られ
到着されると
コダイモーソンが説教をしているという
サギーシの丘に登られた

そこには誰もいなかった
ただ小さな岩がひとつあるだけだった
タマンキは
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