アラウンド・フォーティーの手記/yamadahifumi
じゃなかっし、ちょっといいかななんて思って、気合入れてメイクして、綺麗な服を着ていったわけよ。・・・それで、その子の恋愛相談を受けたんだけどさ・・・それで、ずうっと話聞いてて気付いたんだけど、本当にね、私の事なんか度外視なわけよ。・・・当たり前だけど。その子は、好きな子が職場にいるけどどうしたらいいか、ってぐじぐじぐじぐじと聞いてくるわけだけど、私は、「それはね・・・」なんて言いつつ、ちょっと胸の谷間を見せたりもしてるわけ。・・・なのに、その子は、全くそれには食いついてこないの。・・・で、挙句の果てには、別れる時に、「ありがとう、話聞いてもらえて、助かりました。今度、また、お礼させてください」なん
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