ランダムな声/朝焼彩茜色
グッディイブニン
その声はガイドのように 背中をさすり
背中を押し
刻を知らせる 今宵は強烈な眼差しで屋根をもすり抜け
知らせに来る
だから 世間に従い眠るのだよ と
世間の幼さを ただ 眺めるだけでいい
テーキティ イージ
比較のしようもない赤い血を超えてゆく気持ちは
出る幕が昇れば たやすく頂ける
互いに刺激しあい
互いに激励をし 尊敬と敬意は すぐそこの風に常にある
プリーズ テーキティ イージ
誇りは不燃物に去る きっと燃えやしない
けれど
誇りは無念もなく死なせる
つまらぬプライド以外のプライドも死なせる
イージー
ランダムの声欠片 纏まらない斑声
背中をさすり
背中を気安く押す そして勝手に去る
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