正義論/はなもとあお
 
人間の基本的な自由や生存、生活の基本権を保障した後
公正な競争によって生じる不平等は是正されるべき、という
権利の仮定のうえに、本当に、皆があてはまるだろか

自由はどこまで、自由

なにがいちばんたいせつかを
他者に規定される世界に
自由の底が見えるから
怖い

多数決がいちばん、という、世界に
のみこまれてしまう少数派として
流れにのまれる木の葉のように
集団、としての、よき生き方が決まってしまう世界が、こわい



参考文献
『現代思想フォーカス88』  木田 元 編  新書館




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