123456789 10/左屋百色
で体中に傷をつくり
それでも起き上がるまで
現代詩だから、
必ず夜が明けて
言の葉で
孤の独で
朝から走りだすのです
現代詩だから、
今まで手に入れたもの
手に入れられなかったもの
すべて
現代の詩にするのです
現代詩だから、
毎日に感情を落とし込むのです
どこを切っても
血が流れる
現代詩だから、
基地を塞ぎ
ドアというドアをすべて
開けるのです
カギがないなら壊せばいいのです
現代詩だから、
2や4や9などはもう独立して
自分では説明できません
現代詩だから、
接続詞は枯れて新しい花に
なりました
ひとつの花になりました
現代詩だから、
あなたが今まさに読んでいるのが
現代詩だから、
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