Always/ヒヤシンス
た空に暗雲が立ち込める。
なぜだろう?その時すでに僕はある予感をこの胸に感じていた。
君もそれを感じていただろうか。いつか僕らが離れ離れになってしまうってことを。
無邪気にふるまう君の微笑みが苦しくて、うつむいた僕の顔は醜く歪んでいた。
でも君は僕の天使。僕の輝く希望。いつでもどんな時でもね。
誰も僕らの仲を引き裂く事など出来やしない。
君は僕の大切な人。この世で唯一愛した人なんだ。
どんなことがあっても離しはしないよ。
天へのきざはしの途中、追いすがる僕を君はゆっくりと振り返る。
君はこれ以上ないほどの美しい微笑みを僕にくれた。その時僕は理解したんだ。
でも大きな
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