夜風とアイス/灰泥軽茶
帰ってごはんを食べたら
すぐ寝てしまい
足がつって起きる
しばらく悶えて
無性にアイスが食べたくなって
夜道を自転車で走るのがとても心地が良い
新鮮な空気がヒタヒタと肌を潤す
そういえば夕方雷雨自転車パンク
修理はタイヤまで交換して
散々な目にあったことをちらりと思い出したけれど
夜風にひらりと流されていく
夜遅くまで開いているスーパーはとても明るいけれど
疲れた人で溢れている
明日も明日もカゴを抱えて歩いている
私もふわふわどうにか歩いているけれど
鮮やかな水なすを眺めていると少し元気になる
アイスとヨーグルトを買いまたもと来た道を走りながら
心はスキップ
お風呂から上がりアイスを一口食べて全部食べ終えて
また眠る
夜風にあたりながらひとあしさきにアイスを食べて
また眠る
ちょっとさきの自分を追いかけながら
ハミングハミング夜道を流れていく
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