貫いて/
yamadahifumi
慰めるのは
葬式屋でも親でも恋人でも友人でもなく
君が一つの微粒子に転じて、この世界に再び
還っていくその様だ
そう考えれば、ダニ一匹ですら
君に関係がないとは言えなくなるだろう
だから、君は全てに関係する
君自身の死をもって
・・・何故、君は詩を書いているのだ
君の言葉はこの思考の闇を
どこまで貫いてくれるのか
僕はそいつが見たいのだ
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