岬のイマージュ/ohtaki
 
そのイメージはどこから来たのか

冬の北欧のどこかの岬で、深々と雪が降る中、
僕は寒さも感じず直立している
雪化粧された穂先は視界に入っていない
灯台も

僕の肉体はなぜここにあるのか
奉仕者として、生きてきた
万能の創造器の太陽に焼かれても、何も感じない
伴侶も同様だ
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