ケセランパサランの居着く砂/
黒乃 桜
呪いを受けたのは
汚れの無い瞳
くすんだフィルターで常識狂いを 見分けられない
曇った青空が 見えるといった。
見付けに行こうか...あの日勝手に飛び出して
20℃の風に寄り添った
世渡り上手なケセランパサラン
探しに行こうか...永遠を可能にした
赤い赤い花に 喰われてしまった君よ
砂に埋れた純情
或いは心情
ああ 泣けたら良いのにね
もう 永遠だけが浮遊して
ここには戻らない
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