女式/朝焼彩茜色
 
前年比を上回っているのか 弾き出せない心指数
落下した電卓 累計が磨り減ってゆくなんて

完全自惚れだ 

      擦れた声の私の天使 退行してゆく子供の天使に
      ララバイを歌う 

精神のオアシスで水浴びをし濡れた髪を見せつけ
振り向かない 男たちに同感な私は 只の普く性をもった人

成長が滞る

     夢に現れる私の天使 記憶に残らない朝の目覚め
     余韻は煙のよう

予想比を上回るよう 欠点を弾き出してゆく 長所は伸びるだけだから
廃棄率はやや多い 私と人との間の単価を高めたい

本当はもっと成長したい
それが望み

男たち
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