蝶々 餓死/
はるな
一日におくれで降りそそいでくる
あなたの会話がばらばらになって
わたしはつめたくそれでいて
からだはこんなに熱いというのに
流れでる体液の生ぬるさ
いったいどういうことだろう
羽虫が集まってくる
このような夜にこそ
蝶々は餓死する
勘違いせずに見届けろ
おまえらはいちども
歌をうたわなかった
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