灰の中の目玉/ホロウ・シカエルボク
 




遠くへと叫ぶ声は、振り返る者を待つことはない、乾涸びた情熱でも、いつか灯る火種を隠しているのなら、持ち続けることは滑稽じゃない、お前の干からびた白骨は、お前自身の言葉で再生されるのを待っている、限りなく死滅に近い、臭いを、嗅ぎながら…へヴィー・メタル、ハード・ロック、インダストリアル・ノイズ、あらゆる刃物が身体の中を駆け巡っていく、切り刻んで、切り刻んで、切り刻んで、そら、嘘じゃない血脈を探せ、嘘じゃない血脈を探せよ、本当の血が流れてる場所がどこかにまだあるはずだぜ、保身のために吐いたホラのせいでお前は死に過ぎた、死に過ぎて、生きながらがらくただ、がらくたの存在は死滅しない、だから
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