リトル・タウンのデタラメな路上/ホロウ・シカエルボク
 
ているはずだぜ
迷いのない世界へ行けるものなら行ってみたいが
きっとそんなところじゃあっという間に死んじまうだろうぜ
サバスの為に生きてるわけじゃない
誰かの為に生きてるわけでもない
リトル・タウンのおままごとに付き合いながら
死ぬまで舌を出すのをやめるつもりはないさ

表通りを行き交う車の流れが
不自然なほどに止まった数分間
俺はそこに居ながらどこにも居ない
そんな自分の魂を感じた
そんな時の詩には何が書いてある
そんな時の詩には何が書いてある?
暗闇の中で目を見開いて
小さな画面の中にあるものを確認するんだ
そこに何が書いてあるのか
[次のページ]
戻る   Point(4)