詩人の孤独死/ただのみきや
 
にさせて……)
捏ね繰り回しながら眠りについた
翌朝 目が覚めると
それは冷たくなって死んでいた
腹上詩 そう題名だけを記した
まさしく墓碑銘を刻む行為だった
やがてわたしの病気は悪化詩て
寝たきりの日々を過ごすようになった
詩期が近いようだ
相変わらず詩たちは
枕元で騒ぎまくっている
生みの親が詩ぬのも全然平気な様子
む詩ろ嬉詩そうに笑っていやがる
も詩か詩てわた詩も
詩ぬと化けて詩に変わるのかも詩れない
わた詩の意詩や遺詩は関係なく
誰かの書いた一編の詩として
はた詩てどんな詩だろう
現代詩か
原罪詩か
毒吐くの
孤独詩か
詩め詩め
詩ろい神に架かれた
文字のつらなりが
詩ュルリレアリとお出ま詩だ
致詩方無詩
おも詩ろ可笑詩く
詩ぬ詩かないか



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