記念日に一本ずつ/かんな
もいっしょにいられるのがよきパートナーってやつです
わたしが最近すきなふたりの時間と言ったら
車の中の会話というやつで
会話になっていないところが愛すべきふたりの時間
思いついた効果音のやりとり
あ、それ、ドラクエじゃん みたいな
小さい頃わたしは
兄に「適当に歩き回って、敵が現れたらこのボタン連打して」
といわれて楽しくゲームをしていた
という話があって
わがさいあいなるパートナーはこの話をすると
かなしい目でかわいそうな女の子をみるような視線をわたしに送る
レベル上げという
RPGにおける基礎を兄はわたしに伝授してくれたのだ
まあこのへんにして
今ほどパー
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