7月が入る/朝焼彩茜色
現実の最中 上り坂の錯覚 向かい風の奥義 流れる最古からの生身の風
ひた向き うつむかず 足元固め 悪戯な煩いに 片目つぶり
人生の最中 過ごす刻 太めに刻み 他愛もない空気の澄みと淀みに
戯れる ただ息をし心臓を動かし 心を腹から出して 空気に晒す 澄みと淀み
人の夢の儚さの解釈の錯覚 語尾の雨季にさよならをしながら 小さな覚悟を
積み重ねられる 土台を固め 額の瞳をうっすら開き
別人の一人称と久しく会う
君に会いたかったよ
最愛の金棒に
現実の止まりの光速に 天の川一粒に留まる星の体に入る 最愛の金棒と
起こす起こされ同時進行を 一刀両断する 雨季の去り期に
六つの瞳 煌きの生まれを願う瞬き 万回
天の川の一粒の輝きを見つけられる 額の瞳をうっすら開き
さやさや さやさや・・・
戻る 編 削 Point(4)