誠の綺羅星/
えぬこ
なたの笑顔が見られて、私はとても充実した毎日を送っています。
しかし、背後から忍び寄る、確かな悲しみの予感が、最近はもう、すぐ近くに感じられるのです。
懐かしい、名前を呼ぶ声。
振り向けばそこにいるのはあなた。
愛した人の笑顔は、自分を犠牲にしても守りたいもの。
ここはそうして、人柱となったものが集まる場所。
そこで精一杯、愛する人を照らそうとする輝きたちを、外の世界から眺める人々はこう名付け、語り継ぐ。
『誠の綺羅星』
と…
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