畏れよ 小娘め!/朝焼彩茜色
 
かさに 人に畏れられない穏やかな今に
少しばかり 本当の面を見せたくなる 怒り 障り 

最も畏れる誰かを見分けられない時 殺されてしまわぬよう
少しくらい ビビッたがいい

小娘め!敬語から始めろ 言葉は殺める道具にさえなることを・・・
小娘め!


風が時間を運ぶ 命を運ぶように 

夜が明けて どうでも良いと風が私を触った

流してあげる

私は私
小娘は小娘

私の心 微塵に届かず
されど どうでも良い

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