畏れよ 小娘め!/朝焼彩茜色
人を畏れない 愚かさに 小娘め!と舌打する 私も未だ小娘
頭に腹が立ち塞がりに来る 魔物を避けれないこともある
刑務所に入ってでも殺す価値があると 魔物は思える そんな感情を白状するよ
小娘め!と舌打が表情に出る
人を畏れろよ 小娘め! 普段の穏やかな私から なにも感じなかったのか
器にヒビが入っている だから 聴けないのね
三次元の棘で気安く 無意識に刺しに来るでない!
小娘よ 愚かなプライドを丸見えに晒すでない!
たわけが ほうけている間 放置していても 皮が剥げてゆくだろう
小娘の人生など 知ったこっちゃにゃー
人を畏れない 愚かさ
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