ぼくと子猫のみゃーお/済谷川蛍
と言って歩いて行ってしまいました。ぼくはもしかしたらみゃーおが死んだんじゃないかと思って泣きたくなりました。すると「見つかったー!」と言って男の子がやってきました。ぼくは嬉しくなりました。「どこ」と聞きました。「家の近くのみぞにいた」と男の子は言って、自転車の後ろに乗れと言ってくれました。ぼくは自転車の後ろに乗りました。
家の前の少し離れたところのみぞにみゃーおはいました。男の子たちと女の子たちが待っていました。ぼくはみゃーおを抱きしめました。「よかったな」と男の子たちが言ったのでぼくは「ありがとう」と言いました。男の子たちと女の子たちは家に帰っていきました。ぼくは本当に嬉しかったです。ぼくはみゃーおについた黒い汚れを拭きながら「ごめんね」と謝りました。みゃーおは「みゃーお」と鳴きました。
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