おバケ/梓ゆい
ゆらゆらと
洗面器に貯めたぬるま湯
三日間
布団で眠る事が出来なかった髪の毛を洗う…。。
(普通が何なのか、解らない日々…。。)
ゆら・ゆら・ゆらり・ゆら・ゆらり…。
カフェオレを片手に/午前三時の/住宅街を走れば…。。
(悲鳴ト・共鳴ガ・聞コエル…。。)
○深呼吸をして
○倒れて
○眠りについて…。。。
―微かな、血の匂いと共に―
…ひたすらに/ひたすらに…
(「考えが無いなら、止めなさい・辞めなさい・ヤメナサイ」と叱られました…。。)
(「考えを持たないなら、止めなさい・辞めなさい・ヤメナサイ」と叱られました。。)
朝と夜の狭間に浮かぶ、ファミレスと言う名前の箱庭。
路肩に停まる、新聞配達の原チャリ…。。
ゆらり…ゆらり…ゆら・ゆら・ゆら・ゆらり…。。。
「私の魂は今、百鬼夜行と成り果てた…。。」
戻る 編 削 Point(3)