寒い朝に/
春日野佐秀
この寒い日を選んで
梅のつぼみが
咲こうとしている
まるで祈りの姿のようで
触れれば儚く解けてしまう
雪のようで
私はここに
立ち尽くしている
戻る
編
削
Point
(2)