サンデーモーニング/梅昆布茶
日曜の朝 僕は生きていた 相変わらず
美術館に行こう そう思った とても縁遠い生活だ
生活もできていないかもしれない
僕のなかには整理されきちんとしたものなんて何も無かった 歴史さえも
アナーキストにさえなれないやさぐれ者 つまはじきされて生きてゆくさ
自分に嘔吐する すべてを反故にしよう 仮説で生きていたんだ
日曜の朝 僕は生きていた 整理されずに
余った人生を考えていた
日曜の朝小鳥が鳴いていた まだ飛べそうな気がした
軽い羽根になる もう重さはいらないさ いつもの自分でいいんだ
自由なんてたんなる幻想なのかもしれないが でも僕はその種族だ
ポスト資
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