Holy diver/松元奉久
モーニングコールを聞く、私はホテルにいることに気づく、そして時刻も同じ理解であるように。
フェードアウトのロックが身に染みる。言葉と再開の時刻。
時と読んだほうがよほど詩的であるように、青は蒼に代わる寒さが私を包む、“のだ”で終わる事が出来れば、どれだけ救われるのだろうか。
しかし、私はそれすら受け入れることはない、“のである”では、終われない。
逆さではなく、現実として笑っていられる。
ただ理由なく救われる事に、屈してはいけない“のだ”。
いくらでも、神になったつもりで囁く。
材料が蝕まれる現在に、何を聞くことが出来ようか。
Jazzのような旋律。凸凹の線路。久し
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