渇望/短角牛
 
憎きコンクリートを圧迫するように

愛おしすぎて苦しくて


いつかそれらに辿り着いた時

溢れて 溢れて

乾いた土に水に 水が 水が 水が



体にこびりついた煤を払い

皮膚が若返り

人生が色付く

今より50cm低いところからみた真夏の太陽のように

愛しくて眩しくて

笑ってしまう


それこそ、思いでを歩くように

身を焼かれてもいいから、抱きしめる。











僕は以外と泣いてしまうかもしれない







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