おとな社会/
……とある蛙
薄い日常の積み重ね
毎日毎日の積み重ね
ほんの数ミリでも
五〇年過ぎれば一八〇〇ミリ以上
厚みを持って人を越える
人知の及ぶ範囲。
一八〇センチの人の高みは
薄い日常の積み重ね
そこから世間を見下して
風に吹かれて足下がぐらつく
そんな社会を作っている。
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