ある親父の日記/梅昆布茶
服のように感じてしまうのかもしれないが。
佐藤春夫のように都会の憂鬱とか田園の憂鬱とか影を帯びたかっこいい括りで表現できればいいのだが。
そう人生はいつもこんな重さを抱えながら進行してゆくもの。
さまざまな軸が時空の中で交錯してさ綯い交ぜな糸を織るものだ。
そうさ僕はエリッククラプトンにはなれないけれどもでも。
まだまだ何かになれるはずだって自分に言い聞かせる。
僕は僕であっていいのだがそれでも死ぬまで僕以外の僕に向かってゆく。
最終的に死という結果が待っているわけだがそれは当たり前のこと。
死は最大の友。
生はそのおまけなのかもしれないな。
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