白い皿/
青色銀河団
高い空の不純物
真白な皿
泥は南海にすむという虫なのだ
回路の途中
迷ってしまう電子のこども
こどものあなた
あなたはいつだって
もう
佇んでしまう
丁字路は
やがて折りたたまれて
沈んでいく
記憶の層の
小さな
スパーク
琥珀の音の
しずくなんですって
あなたのために
取り分けてあげる
白い皿のうえ
見つめる白い皿
ゆがんだ顔の
わたし
白い
影が
ゆるやかに
スパークする
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