片道螺旋/
かわぐちひろ
どこまでもどこまでも
堕ちていくのが恋ならば
廻り続ける愛こそ望め
君との距離を保ちつつ
君の周りを廻ってた
君を優しく見守って
君の幸せ願ってた
何のきっかけだったろう
ほんの少しの距離のずれ
引かれる力に身をまかせ
僕は君へと落ち込んだ
もう引き返せない片道螺旋
いずれ互いにぶつかって
傷付き別れるその日まで
たえず互いに引かれ合う
ただずっと
ずっと廻っていたかった
ただそれだけがどうして叶わず
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